「ChatGPTに志望動機を書いてもらったけど、なんか違う…」
「文章は綺麗で論理的だけど、誰にでも当てはまるような内容になってしまった」
AIを使ってES(エントリーシート)を書き始めた就活生が、必ずぶつかる壁。それが「AI特有の薄っぺらさ(ロボット臭さ)」です。
多くの学生は、「AI検出ツール」を恐れています。しかし、断言します。採用担当者はわざわざツールなんて使いません。
彼らは、毎日何十通ものESを読むプロです。文章から漂う「熱量のなさ」や「具体性の欠如」といった違和感で、直感的に「あ、これはAIで作ってそのまま出したな」と0.5秒で見抜きます。
AIの文章そのものが悪いわけではありません。悪いのは、「AIの文章をそのまま提出すること」です。
逆に言えば、この「AI特有のクセ」を消し去り、そこにあなたの体温を吹き込む「リライト(書き直し)技術」さえ身につければ、AIの圧倒的な論理性と、人間の泥臭い熱意を兼ね備えた「最強のES」が完成します。
この記事では、AIが出力した80点の文章を、内定確実な120点の文章に引き上げるための「魔改造テクニック」を、Before/Afterの例文付きで7000文字超のボリュームで徹底解説します。
第1章:なぜAIの文章は「心に響かない」のか?その正体
敵を倒すには、まず敵を知る必要があります。なぜChatGPTやGeminiが出す文章は、あんなにも「優等生だけどつまらない」のでしょうか。
理由1:AIは「平均値」を出そうとするから
生成AIの仕組みは、膨大なテキストデータの中から「次に来る確率が最も高い言葉」を選んでいるだけです。
つまり、AIにとっての正解は「最も一般的で、無難な文章」です。就活において「一般的」とは「没個性」を意味します。だから、「コミュニケーション能力を発揮し」や「潤滑油として」といった、手垢のついた表現ばかりが出てくるのです。
理由2:「葛藤(ドロドロした感情)」を知らないから
人が物語に感動するのは、「成功したから」ではありません。「挫折し、悩み、苦しみながらも乗り越えたから」感動するのです。
しかしAIには感情がありません。「すごく悔しかった」「泣くほど嬉しかった」という感情の起伏を描けないため、「課題がありました→頑張りました→解決しました」という、教科書通りの退屈なストーリーしか書けないのです。
理由3:「五感」の描写がないから
優れた文章には「映像」が浮かびます。「汗だくになって走り回った」「先輩の怒鳴り声が響いた」といった五感に訴える描写です。
身体を持たないAIには、この表現が不可能です。結果として、報告書のような無機質な文章になります。
第2章:【基礎編】AI文章を「人間化」する5つのリライト術
ここからは具体的なテクニックに入ります。AIが出力したテキストをコピペした後、以下の5つの手順で「整形手術」を施してください。
術式1:「固有名詞」への置換手術
AIの文章にある「抽象名詞」を、すべて「固有名詞」か「具体的な数字」に書き換えます。これが最も効果的です。
- 「カフェのアルバイト」→「スターバックス渋谷店でのアルバイト」
- 「多くのメンバー」→「新入生30名を含む総勢80名」
- 「効率化を行いました」→「作業時間を1日30分短縮しました」
- 「粘り強く交渉し」→「1週間で5回足を運び」
固有名詞が入るだけで、読み手は「あ、これは本当の話だな」と信じてくれます。
術式2:「心の声(モノローグ)」の注入
事実の羅列の合間に、あなたの当時の「感情」を挟み込みます。
AI:「売上が低迷し、対策が必要だと考えました」
人間:「売上が低迷し、店長のため息を聞くたびに、自分の無力さを感じて悔しかった。なんとかして現状を打破したいと強く思った」
このように「事実+感情」のセットにすることで、人事はあなたに共感し始めます。
術式3:「AI語録」の排除
AIが大好きな「独特の言い回し」があります。これを見つけたら即座に削除または修正してください。これらが残っていると「AIバレ」します。
- ×「〜において」「〜における」 → ◯「〜で」「〜の」
- ×「〜を促進する」「〜を最適化する」 → ◯「〜を加速させる」「〜の無駄をなくす」
- ×「多角的な視点から」 → ◯「色々な立場から」「客観的に」
- ×「傾聴力を発揮し」 → ◯「相手の話を最後まで聞き」
かっこいい熟語を使う必要はありません。中学生でもわかる「話し言葉」に近い表現の方が、熱意は伝わります。
術式4:接続詞のダイエット
AIは論理的であろうとするあまり、接続詞を乱用します。
「また、〜」「さらに、〜」「そして、〜」「したがって、〜」。これらが連続すると文章が重くなります。
日本語は、接続詞がなくても文脈で繋がります。
「私は施策を実行しました。その結果、売上が伸びました」
これくらいシンプルに切った方が、リズムが良く、力強い文章になります。
術式5:語尾の「言い切り」
AIは謙虚なので、「〜と考えます」「〜だと思います」「〜に貢献したいです」という語尾を多用します。
これを部分的に「〜だ」「〜である」「〜と確信している」といった強い語尾に変えてください。特に志望動機の最後は、「貴社でこそ、私の強みが活かせると確信しています」と言い切ることで、自信をアピールできます。
第3章:【Before/After】劇的ビフォーアフター事例
論より証拠です。実際にAIが出した「80点の文章」を、先ほどのテクニックで「120点」に修正してみましょう。
事例1:ガクチカ(カフェのアルバイト)
🤖 AI作成(Before):
私は学生時代、カフェのアルバイトに力を入れました。当初は店舗の売上が伸び悩んでいましたが、私はお客様のニーズを正確に把握することが重要だと考えました。そこで、積極的にコミュニケーションを取り、一人一人に合ったおすすめ商品を提案しました。その結果、お客様に喜んでいただき、店舗の売上向上に貢献することができました。この経験から、課題解決力の重要性を学びました。
❌ ダメな点:
綺麗ですが、誰が書いたかわかりません。「ニーズを把握」「積極的にコミュニケーション」など、具体性がゼロです。
⬇︎ 魔改造リライト後 ⬇︎
🧑🎓 リライト後(After):
私は駅前のカフェで、「客単価を50円上げる」ことに熱中しました。当初、エリア最下位の売上に悔しさを感じ、1週間毎日ホールでお客様を観察しました。すると、多くのビジネスマンが「小腹が空いているのにコーヒーしか頼んでいない」という事実に気づきました。
そこで私は「フードとのセット割」を店長に直談判し、自ら手書きのPOPも作成してレジ横に配置しました。結果、昨対比120%の売上を達成し、エリア1位を奪還できました。この経験で、小さな気づきを行動に移し、成果に変える執着心を学びました。
⭕️ 改善のポイント:
「駅前」「50円」「店長に直談判」「手書きPOP」などの具体性が入りました。また、「悔しさを感じ」「奪還できた」という感情が入ることで、人間味のある強い文章になっています。
事例2:自己PR(協調性・リーダーシップ)
🤖 AI作成(Before):
私の強みは協調性です。サークル活動において、意見が対立することがありました。私は双方の意見を聞くことが大切だと考え、話し合いの場を設けました。中立的な立場で調整を行った結果、チームはまとまり、イベントを成功させることができました。この強みを活かし、貴社でもチームワークを大切にして貢献したいです。
❌ ダメな点:
「話し合いの場を設けた」だけでは、リーダーシップのアピールとして弱すぎます。どんな苦労があったのかが見えません。
⬇︎ 魔改造リライト後 ⬇︎
🧑🎓 リライト後(After):
私の強みは「泥臭い調整力」です。所属するテニスサークルで、学園祭の方針を巡り、「ガチ勢」と「エンジョイ勢」で解散寸前の対立が起きました。私は「絶対に誰一人辞めさせない」と心に決め、対立する中心メンバー5人と個別にサシ飲みに行き、本音を聞き出しました。
そこで見えた妥協点をもとに、全員が納得する折衷案を提案しました。結果、過去最高の動員数を記録し、引退時には「お前がいたから続けられた」と言ってもらえました。この調整力を、貴社のプロジェクト推進でも発揮します。
⭕️ 改善のポイント:
「解散寸前」「絶対に辞めさせないと決めた」「サシ飲み」といった、AIには書けない人間臭い行動描写が入っています。最後の「お前がいたから〜」という他者評価も強力です。
🚨 【会員限定】AIに「人間味」を一発で出させる命令文
「リライトするのも面倒くさい」「最初からもっとマシな文章を出してほしい」
そう思う方もいるでしょう。
実は、AIへの指示(プロンプト)を工夫するだけで、最初からAfterのような「具体的で人間味あふれるエピソード」を出力させる裏技があります。
就活生は見ないと損をする、コピーして使える「神プロンプト」を会員限定記事で公開しています。
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第4章:あえて「逆」をやる!高度なAI活用テクニック
ここまでは「AIが書いた文章を直す」話でしたが、最後に上級者向けのテクニックを紹介します。それは「自分で書いた汚い文章を、AIに整えさせる」という逆転の発想です。
実は、これが最も「AIバレ」せず、かつ質の高いESを作る方法です。
手順1:感情のままに書き殴る
文字数や構成は無視して、スマホのメモ帳に思いの丈を書き殴ります。
「バイトの先輩が怖くてマジで辞めたかった。でも逃げたくなかったから、毎日誰よりも早く行って掃除した。そしたら先輩が『お前やるじゃん』って缶コーヒーくれて、そこから認めてもらえて嬉しかった。この根性は御社でも役立つはず」
手順2:AIに「整頓」だけさせる
この汚い文章をChatGPTに投げます。
💡 プロンプト
「以下の文章は、私のガクチカのメモ書きです。具体的なエピソードや感情(先輩が怖かった、コーヒーを貰って嬉しかった等)は絶対に消さずに、就活のESとして提出できる言葉遣いに修正してください。文字数は300文字程度にまとめてください」
こうすることで、「素材は100%人間、調理法だけAI」という、最も理想的なハイブリッドESが完成します。
ゼロからAIに作らせると「嘘」が混じりますが、この方法ならあなたの真実しか残りません。嘘をつくのが苦手な正直な学生にこそ、この方法をおすすめします。
第5章:提出直前の「人間味チェックリスト」
ESを提出するボタンを押す前に、以下の5項目をチェックしてください。一つでも当てはまれば、まだ「AI臭」が残っています。
- □ 「〜と考えます」「〜と思います」が3回以上出てきていないか?(→「〜だ」と言い切る)
- □ 具体的な数字(人数、金額、期間)が2つ以上入っているか?
- □ 固有名詞(地名、役職名、商品名)が入っているか?
- □ ネガティブな感情(悔しい、辛い、不安)の描写が入っているか?
- □ 「様々な」「多くの」「積極的に」という言葉を削除しても意味が通じるか?
まとめ:AIは「下書き」担当、あなたは「命を吹き込む」担当
AIを使えば、白紙の状態から文章を作る「産みの苦しみ」からは解放されます。
しかし、1を100にする(内定レベルにする)のは、あなた自身の役目です。
「AIが書いた論理的な構成」×「あなたが経験した生々しい感情」
この掛け合わせこそが、2026年卒以降の就活における必勝パターンです。AIに頼ることを恐れず、しかしAIに魂までは売らず、賢く使いこなしてください。
ぜひ、今日紹介したリライト術を使って、手持ちのESをブラッシュアップしてみてください。きっと、通過率が変わるはずです。
▼ 【会員限定】もっと楽に高品質なESを作りたい方へ
記事内でも触れましたが、リライトの手間すら減らしたいなら、最初の「指示出し(プロンプト)」を極めるのが近道です。
「自己PR」「ガクチカ」「志望動機」それぞれの最強テンプレートを、会員限定記事で公開しています。これを知っているだけで、就活の効率は段違いになります。
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