目次
第一生命とはどんな会社?
第一生命は、国内大手の生命保険会社です。株式会社形態を採用しており、国内の生命保険事業だけでなく、資産運用・海外事業・健康医療といった周辺領域にも積極的に取り組んでいます。生命保険は契約後も長くお客様と関わり続ける商品であるため、目先の売上だけでなく、信頼関係や社会的責任を重視する仕事である点が特徴です。
編集部が見る、第一生命の本当の姿
EDITOR’S VIEW
第一生命は、「大手生命保険会社としての安定感」と「保険の枠を超えて、人の人生や企業活動を長期的に支える会社」という両面を持つ会社です。社風としては、真面目で誠実な社員が多く、組織として人を育てる文化が強い印象があります。一方で、歴史の長い大企業であるため、安定しているだけでなく、組織のルールや調整を大切にしながら仕事を進める力も必要とされます。
就活生に伝えたいのは、「大手で安定している」「福利厚生が良さそう」という理由だけでは志望動機として弱くなりやすいということです。なぜ金融業界なのか、なぜ銀行や損害保険ではなく生命保険なのか、さらに日本生命や明治安田生命、住友生命などではなく第一生命なのかまで整理しておく必要があります。特に、株式会社形態であることや、資産運用・海外事業・健康医療といった周辺領域への展開を踏まえ、「保険を通じて何を実現したいのか」を具体化することが重要です。
面接では、華やかな実績だけでなく、相手の話を丁寧に聞いた経験、信頼関係を築いた経験、困難な状況でも責任を持って行動した経験が重視されると考えられます。生命保険はお客様の将来や万が一に関わるため、誠実さや責任感、自分の言葉で分かりやすく説明する力も見られているはずです。
こんな人に向いている
- 相手と長期的な信頼関係を築ける人
- 責任感を持って地道に仕事を進められる人
- 安定した環境の中でも変化や挑戦を求められる人
覚悟しておきたいこと
- 人口減少・国内市場の成熟・低金利環境・デジタル化など、業界全体で向き合うべき課題が大きい
- 営業職では、成果目標や顧客対応の難しさ、断られても粘り強く行動し続ける力が求められる
営業職だけじゃない。幅広い職種とキャリア
第一生命というと営業職のイメージが強いかもしれませんが、個人・法人営業だけでなく、商品企画、資産運用、アクチュアリー、IT・デジタル、海外事業、コーポレートなど幅広い仕事があります。営業についても、「保険を売る仕事」と単純化せず、お客様の家族構成や将来設計、企業の経営課題を理解し、長期的に関係を築く仕事だと捉えるのが実態に近いです。コースによって仕事内容や転勤・異動の可能性が異なるため、入社後の働き方を具体的にイメージしておきましょう。
インターンシップの詳細
第一生命のインターンシップは、夏(5〜6月頃エントリー開始、8〜9月開催)と冬(10〜11月頃エントリー開始、12月〜翌1月開催)の年2回実施されるのが一般的なサイクルです。
| コース名 | 選考の有無 | 内容 |
|---|---|---|
| オープンコース(1Day) | 選考なし | 会社説明・業務理解が中心 |
| 基幹職インターンシップ(2Days〜5Days) | 選考あり | 若手社員との業務体験、人事部提示の課題に対するグループワーク、最終日プレゼンテーション |
| ITソリューション業務体験 | 選考あり | 金融×ITコンサルティングなど専門性の高い内容 |
| アクチュアリー専門コース | 選考あり | 数理モデルを扱う専門職向け |
選考のあるコースは、ES提出→Webテスト(玉手箱等)→グループディスカッション→面接という流れで進みます。公式な倍率データはありませんが、就活メディアの推計では数十倍〜約50倍とされ、金融・保険業界の中でも人気が集中する激戦です。
開催時期・倍率は年度により変動します。最新情報は必ず公式サイトで確認してください。
早期選考・インターン優遇の実態
公式の募集要項には「就業体験以降のプログラムについては個別にご案内」という婉曲的な表現があるのみで、優遇制度を明確に約束する記載はありません。ただし、就職活動市場では実質的な早期選考ルートの存在が広く知られています。
- 優遇を得るための前提条件として、1Dayではなく2〜5Daysの複数日程インターンに参加し、グループワーク等で高い評価を得ることが重要とされる
- 優秀と判断された学生には、現場社員や人事担当者からのリクルーター面談(事実上の早期選考プロセス)の案内が届くという報告がある
- このルートに乗ることで、ESの提出免除や一次面接のスキップといったアドバンテージを得られるとされ、一般の学生より早く・少ないステップで最終面接に進める可能性がある
これらは公式に明言された制度ではなく、口コミ・体験談に基づく情報です。参考情報として捉えてください。
本選考の詳細フロー
本選考はES提出→Webテスト→複数回の面接という流れで進みます。全体倍率は約50倍とされ、特に競争の激しい総合職(全国型)では約80〜100倍に達すると推計されています。各段階の推定通過率は、ESが約50〜60%、一次面接が約50%、二次面接が約40〜50%、最終面接が約50〜60%とされ、どの段階でも半数近くがふるい落とされる厳しい選考です。
ESで問われやすい設問
- 志望動機
- 学生時代に最も力を入れたこと(ガクチカ)
- 第一生命のインターンで何を学びたいか
- 自己PR
文字数は200〜400字程度と比較的短いため、結論ファースト(PREP法)で簡潔に記述する構成力が求められます。
Webテスト・面接の壁
Webテストは「玉手箱」が主流で、言語・非言語(計数)・英語・性格診断が課されます。正答率6割が最低ライン、安全圏として7割以上の確保が目安とされ、非言語分野のスピード処理能力が合否を左右します。面接では「なぜ金融業界か」「なぜ他社ではなく第一生命か」という2段階の深掘りに加え、「最近読んだ本」「提示された家族構成から、その人物が生命保険に加入した理由を推測せよ」といったイレギュラーな質問が投げかけられるケースも報告されています。
年収・初任給の最新動向
第一生命は近年、積極的な賃上げを続けています。2026年度入社の総合職(全国型)の初任給は35万4,000円(固定残業代30時間分を含む)となる方針で、前年の33万5,560円からさらに引き上げられました。これは国内従業員約5万人を対象とした平均約7%のベースアップの一環で、4年連続の賃上げとなります。
企業全体の平均年収については、2025年3月期の有価証券報告書・人的資本レポートによると1,044万円(平均年齢39.2歳、平均勤続年数11年8か月)です。
| 企業名 | 平均年収の目安 |
|---|---|
| T&Dホールディングス | 約1,091万円 |
| 第一生命 | 約1,044万円 |
| ライフネット生命 | 約803万円 |
| かんぽ生命 | 約634万円 |
数値は年度により変動します。最終判断は必ず会社説明会・公式情報で確認してください。
福利厚生・働き方の実態
有給休暇取得率は男性75%、女性114.3%(年度またぎの取得等を含む)と高い水準です。ただし、業務の実態は配属される部門によって大きく異なります。
- 内勤部門では有給消化率100%を達成する部署も多く、安定したワークライフバランスを享受できる傾向がある
- 一方、営業部門(特にリテール向けの新規開拓営業)では個人ノルマと顧客対応が求められ、「顧客の都合に合わせて土日出勤せざるを得ない」「平日夜遅くまで対応に追われる」といった口コミもある
住宅手当・研修制度の詳細・育休取得率(男女別)についての具体的な一次情報は確認できませんでした。この点は「データなし」として扱い、推測での記載は避けています。数値は年度により変動します。
採用大学の傾向
第一生命の採用に明確な学歴フィルターは存在しないとされています。東京大学・京都大学・一橋大学などの最難関国公立や早慶上智からの採用が多い一方(早慶出身者が同期の約2割を占めるという証言もある)、MARCHや関関同立はもちろん、日東駒専・産近甲龍、地方の中堅私立大学からの採用実績も豊富に確認されています。
就職偏差値は65〜66、倍率は約50倍とされる激戦です。学歴フィルターがないとはいえ、結果的に高学歴層との実力勝負になりやすい点は理解しておきましょう。外部集計に基づく参考情報です。
併願先としておすすめの企業
生命保険業界を志望する学生は、大手生保各社の社風や事業戦略の違いを理解した上で併願先を選ぶことが重要です。
日本生命
圧倒的な安定性と業界最大規模を誇る。トップダウンの組織文化が強く、保守的だが安定を最優先する人材に向く。
明治安田生命
チームワークを重視する穏やかな社風。個人間の競争よりも組織全体の調和を重んじ、長期的かつ安定的にキャリアを築きたい層に人気。
住友生命
DX推進・健康経営に積極的。健康増進型保険「Vitality」に代表されるように、新しいイノベーションへの挑戦を好むカルチャー。
T&Dホールディングス
太陽生命・大同生命などを傘下に持ち、中小企業市場やシニア市場などニッチな戦略が強み。平均年収も業界トップクラス。
かんぽ生命
郵便局ネットワークを背景とした圧倒的な顧客基盤を持つ。公的な性質が強く、社会的インフラとしての役割を担う。
社員のリアルな声
口コミからは、人間関係や休暇制度への満足感と、営業現場ならではの厳しさの両方が見えてきます。
ポジティブな声
- 「有給消化率が高く、希望した日に休みが取りやすい」という声
- 「社員の人柄が良く、さっぱりした人が多いため人間関係のトラブルが少ない」という声
- 「初任給の引き上げや定期的なベースアップがあり、給与面での待遇改善が明確に感じられる」という声
入社後ギャップとして語られる声
- 「入社当初は給与保証がありノルマはないと言われるが、数年で保証期間が切れ、その後は厳しいノルマのクリアが求められる」という声
- 「個人向けの新規開拓営業では、顧客の都合に振り回され土日出勤が常態化し、プライベートとの両立が難しくなる」という声
よくある質問
Q. 第一生命のインターンの倍率はどのくらいですか?
A. 公式データはありませんが、就活メディアの推計では数十倍〜約50倍とされ、金融・保険業界の中でも高難易度とされています。
Q. 第一生命のインターンに参加すると早期選考に呼ばれますか?
A. 公式には明言されていませんが、口コミでは2〜5Daysの複数日程インターンで高評価を得た学生に、リクルーター面談の案内やES・一次面接の免除があったという報告があります。
Q. 第一生命の就職偏差値・難易度は高いですか?
A. 就職偏差値は65〜66とされ、生命保険業界の中でも最高水準の難易度とされています。
Q. 第一生命のWebテストのボーダーラインは何割ですか?
A. 主に玉手箱が採用されており、正答率6割〜7割以上が目安とされています。
Q. 第一生命の初任給はいくらですか?
A. 2026年度入社の総合職(全国型)の初任給は35万4,000円(固定残業代含む)となる見込みです。4年連続の賃上げによるものです。
Q. 第一生命に学歴フィルターはありますか?
A. 明確な学歴フィルターはありません。旧帝大や早慶からの採用が多いものの、日東駒専や産近甲龍などの中堅私立大学からも広く採用実績があります。
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