目次
ハウス食品とはどんな会社?
ハウス食品は、バーモントカレー・ジャワカレー・とんがりコーンなど、子どもの頃から親しんできた商品も多い、家庭の食卓に長く寄り添ってきた食品メーカーです。世代を超えて支持されるブランドを数多く持っている点が特徴です。
編集部が見る、ハウス食品の本当の姿
EDITOR’S VIEW
ハウス食品は、「カレーやシチューなど、家庭の食卓に長く寄り添ってきた身近な食品メーカー」だと捉えるのが実態に近いです。社風としては、食品メーカーらしい穏やかさや誠実さがあり、消費者の生活を丁寧に見ながら商品を育てていく会社という印象があります。一方で、長年愛されている定番商品が多いからこそ、ブランドを守るだけでなく、食生活や家族構成、健康意識の変化に合わせて商品を進化させる姿勢も同じくらい求められます。
就活生に伝えたいのは、「カレーが好き」「商品を昔から食べている」という理由だけでは志望動機として弱くなりやすいということです。なぜ食品業界なのか、なぜ調味食品や加工食品に関わりたいのか、さらに味の素やエスビー食品、日清食品などではなくハウス食品なのかまで整理しておく必要があります。
面接では、目立つリーダー経験だけでなく、相手のニーズを丁寧にくみ取った経験や、地道な改善を続けた経験、周囲と協力して成果を出した経験が評価されると考えられます。食品を扱う企業であるため、消費者目線、誠実さ、品質や安全に対する責任感も重視されるはずです。
こんな人に向いている
- 食を通じて人の生活を豊かにしたい人
- 消費者の小さな変化に気づける人
- 長期的に商品やブランドを育てられる人
覚悟しておきたいこと
- 商品開発には時間がかかり、必ずしも自分のアイデアが採用されるとは限らない
- 人口減少、世帯人数の減少、内食需要の変化、原材料価格の上昇、健康志向への対応など、食品メーカー共通の課題も大きい
カレーだけじゃない。事業と職種の幅広さ
ハウス食品というとカレーの印象が非常に強いですが、香辛料、シチュー、スナック、デザート、健康食品など幅広い商品を扱っています。また、商品企画やマーケティングのような華やかな仕事だけでなく、営業、研究開発、生産技術、品質保証、調達、物流など、多くの職種によって商品が支えられています。特に営業は、単に商品を売るだけでなく、小売店の売り場や消費者の購買行動を考えながら提案する仕事です。自分が関わった商品が店頭に並び、多くの人に食べてもらえるやりがいがある一方、品質・コスト・生産体制・販売戦略など、さまざまな条件を踏まえて仕事を進める地道さも求められます。
インターンシップの詳細
ハウス食品のインターンシップは、「研究開発職」「営業・マーケティング職」「生産技術職(品質職など)」といった職種別に複数コースが用意されています。年度によって規定は異なりますが、例年は複数コースの併願が不可とされており、自身のキャリアプランに合致する一つの領域を慎重に選ぶ必要があります。
プログラムは座学ではなく、4人程度のグループディスカッションを中心としたワークショップ形式です。マーケティング領域では新商品のコンセプト立案からプロモーション戦略まで一貫して議論し、品質管理職のコースでは「製品を規格通りに管理する」という従来型の守りのイメージを覆し、開発段階への関与・製造現場での実現可能性・コスト管理を同時に勘案する「攻めの仕事」が求められるとされています。
インターンのES設問例
- 学生時代に最も力を入れたことは何ですか。その時の苦悩や壁をどのように乗り越えたのかプロセスも踏まえて具体的に教えてください(600文字以内)
- あなたならではの「好奇心」はどのようなものですか。それが分かるエピソードと合わせて教えてください(300文字以内)
- これまで得た学びや気づきを基に、新たなチャレンジと成果に繋げた経験について教えてください(300文字以内)
インターン参加の合否は原則ES選考のみで判断されます。公式な倍率データはありませんが、各コース合わせて合格者は30〜50人程度とされ、プレエントリー数の多さから、ES選考の段階で倍率は100倍を優に超えるという情報があります。
開催時期・倍率は年度により変動します。最新情報は必ず公式サイトで確認してください。
早期選考・インターン優遇の実態
インターンシップに参加することによる優遇措置は「確実に存在する」とされていますが、それは内定へのフリーパスではありません。この点を正確に理解しておくことが重要です。
- 企業側の公式な明言はないものの、インターン参加者には事実上の優遇として早期選考ルートへの案内が行われるという情報がある
- このルートの最大のメリットは、一般の本選考受験者と比較して面接回数が1回免除されることとされる
- 選考が順調に進めば、一般学生の就活が本格化する前の3月頃には早期内定を獲得できる可能性がある
- ただし、インターンに参加できた30名以下の優秀な母集団の中からでも、最終的に内定を獲得できるのは数人程度とされる。優遇の本質は「評価の前倒し」に過ぎず、残る面接プロセスは企業理念や価値観との適合性を問う「最終確認」の場になる
これらは公式に明言された制度ではなく、口コミ・体験談に基づく情報です。参考情報として捉えてください。
本選考の詳細フロー|動画ES・タイマー面接の対策
本選考は、エントリー→希望職種の選択→WEB適性検査(SPI等)→ES提出→セミナー参加→一次面接(動画ES形式)→二次面接・グループディスカッション→最終面接、という多段階のプロセスで進みます。
一次面接は10分間の動画ES。設問は事前非公開
一次面接は対面ではなく、所要時間10分程度の動画面接(動画ES)で行われます。最大の特徴は面接前に設問のお題が公開されないことです。指定されたアプリを開いた瞬間に質問が提示され、限られた時間内で即座に回答を録画する必要があります。過去の質問例としては「ハウス食品への志望理由」が確認されています。結論ファーストで構造的に思考をプレゼンテーションできるかが鍵です。
二次面接は2分間の自己PRをタイマーで計測
二次面接では「2分間での自己PR」が課され、面接官によってストップウォッチで正確に時間が計測されるとされています。内定者の証言では「ジャスト2分で過不足なく簡潔に伝えきれたこと」が評価要因になったとされています。
面接で深掘りされる質問例
- あなたを採用したとして、ハウス食品にどういったメリットがあるか
- ハウス食品に何が足りないと思うか
- 野菜が嫌いな人にとって、どうアプローチしたらいいと思うか
- なぜ他社ではなくハウス食品なのか
公式な倍率データはありませんが、採用枠が年間約50〜60名前後と限定的であるため、インターン選考同様に高倍率(100倍以上)で推移していると推測されています。
年収・初任給の最新動向
ハウス食品グループ本社の平均年収は、2025年3月期の有価証券報告書によると828万円(平均年齢41.8歳、平均勤続年数14.9年)です。持株会社としての数値であるため高めに出る傾向はありますが、長年800万円台を堅守しており、食品メーカー業界の中でもトップクラスの安定した水準です。
| 決算期 | 平均年収 | 平均年齢 |
|---|---|---|
| 2025年3月期 | 828万円 | 41.8歳 |
| 2024年3月期 | 805万円 | 42.3歳 |
| 2023年3月期 | 807万円 | 42.1歳 |
| 2022年3月期 | 806万円 | 42.1歳 |
初任給についても、2025年4月実績で大学院(修士)修了が247,200円、四年制大学卒が240,000円となっており、着実な待遇改善が進んでいます。
数値は年度により変動します。最終判断は必ず会社説明会・公式情報で確認してください。
福利厚生・働き方の実態
- 月平均残業時間は13.3〜21.1時間程度とされ、食品業界内では残業が少ない部類とされる
- 有給休暇消化率は70.4%と高水準
- 本人名義の賃貸物件であれば全員が対象になる寮・社宅制度がある
- 家族手当や、子ども1人につき月額2.5万円が支給される育英補助給付金など、ライフイベントに応じた支援制度がある
- 確定拠出年金(DC)制度も導入されている
新卒入社3年後の定着率は94.8%(2024年度実績)、企業全体の離職率は2.7%と、いずれも低い水準です。数値は年度により変動します。
採用大学の傾向・学歴フィルター
採用実績校を見る限り、東京大学・京都大学・大阪大学などの旧帝大から早慶上智、MARCH、関関同立、さらには地方国公立大学・中堅私立大学・海外の大学に至るまで、極めて幅広い大学からの採用実績があります。この点だけを見ると「学歴フィルターは存在しない」と結論づけられます。
ただし、年間の採用人数が約50〜60名と少ない中で、そのうち半数近くを大学院(修士)卒が占めるという構造的な要因があり、結果として難関国立大や上位私立大の出身者が内定者の大半を占めやすい傾向があるとされています。東京農業大学など食品・バイオ系に強みを持つ大学からは安定した採用実績があります。決して学歴のみで足切りされているわけではありませんが、初期段階のWEBテストで高いボーダーラインが設定されているため、そこで結果を出せなければ大学名にかかわらず選考が進みにくい点には注意が必要です。外部集計に基づく参考情報です。
併願先としておすすめの企業
面接で「なぜ他社ではなくハウス食品か」を問われた際に備え、競合他社の事業特性や社風を理解しておきましょう。
カゴメ
トマトなどの種子から開発・生産・販売までを一貫して担う独自のバリューチェーンを持つ。健康寿命の延伸や野菜不足の解消といった社会課題解決への強いコミットメントが特徴。「なんでもやってみたい」というキャリア自律を促す風土がある。
味の素
アミノ酸の技術基盤を武器に、食品の枠を超えて電子材料や医療・薬品まで広範な領域で事業を展開するグローバルサイエンス企業。
エスビー食品やキユーピーなど、その他の食品メーカーとの具体的な社風の違いについては、今回のリサーチでは十分な一次情報が確認できませんでした。各社の採用ページ等で個別に確認することをおすすめします。
社員のリアルな声
口コミからは、じっくり育てる社風への高い満足度と、業務の難易度に対する率直な声の両方が見えてきます。
ポジティブな声
- 「やさしい社風」「人をじっくり育てる風土」「充実した研修と丁寧なOJTがあり、安心して挑戦できる環境」という声
- 「産休・育休などのライフサポート制度が実際に活用されており、女性にとって働きやすい会社」という声
入社後ギャップとして語られる声
- 「業務に要求される視野の広さと難易度の高さ」を指摘する声。特に品質職では、規格管理という静的なイメージと異なり、開発段階からの関与・製造現場での実現可能性検証・コスト計算を同時に行う「攻めの判断」が常に求められる
- 「一つの正しさを追求するだけでは仕事は動かず、関係部署を巻き込む泥臭いコミュニケーション能力が必要」という声
よくある質問
Q. ハウス食品のインターンに参加すると早期選考の優遇はありますか?
A. 公式には明言されていませんが、口コミでは優秀者は早期選考に案内され、面接が1回免除される可能性があるとされています。ただし内定できるのは参加者のうち数人程度とされ、優遇=内定確約ではありません。
Q. ハウス食品のインターン選考の倍率はどれくらいですか?
A. 公式発表はありませんが、プレエントリー数と採用枠(各コース30〜50人程度)から推定すると、ES選考の倍率は100倍を超えるとされています。
Q. ハウス食品の新卒採用に学歴フィルターはありますか?
A. 完全な学歴フィルターはありませんが、採用人数の少なさと大学院卒の多さから、結果として難関大学出身者が多くなる傾向があります。
Q. ハウス食品の平均年収はいくらですか?
A. 2025年3月期の有価証券報告書によると、平均年収は828万円です。食品メーカーの中でもトップクラスの水準です。
Q. ハウス食品の新卒の初任給はいくらですか?
A. 2025年4月実績で、大学院(修士)修了が247,200円、四年制大学卒が240,000円です。
Q. ハウス食品の動画ES(動画面接)ではどのような質問がされますか?
A. 事前に設問は公開されず、アプリを開いた瞬間に質問が提示される形式です。過去には志望理由などが問われたという情報があります。
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