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NTTドコモとはどんな会社?通信最大手からスマートライフ企業へ
NTTドコモは、国内契約数約9,000万回線を誇る通信キャリア最大手です。ただし現在のドコモは「携帯電話会社」という枠にとどまりません。d払い・dカードなどの金融・決済サービス、dポイントを軸にした生活圏サービス、法人向けICTソリューションまで事業領域を広げた「通信×スマートライフ企業」へと姿を変えています。2020年12月にNTTによる完全子会社化に伴い株式上場を廃止しており、現在は有価証券報告書を提出していません。年収などの開示情報は、NTTドコモが公開する「サステナビリティレポート」がベースになっている点は、企業研究の基本として押さえておく必要があります。
編集部が見る、NTTドコモの本当の姿
EDITOR’S VIEW
NTTドコモは、「圧倒的な顧客基盤と通信インフラを持ちながら、通信会社から生活サービス全体を支える企業へ変わろうとしている会社」と捉えるのが実態に近いです。携帯電話という生活に不可欠なインフラを担っているため、事業の安定性や社会的な影響力は非常に大きい一方、スマートフォン市場そのものが成熟しているため、「通信回線を提供するだけでは成長しにくい」という難しさも抱えていると考えられます。
就活生としては、「ドコモ=携帯電話会社」という理解だけでは不十分です。dポイントや決済、金融、マーケティング、エンタメ、法人向けDXなど、通信で築いた顧客接点をどう活用して事業を広げようとしているのかまで見ると、会社の方向性が理解しやすくなります(後述の組織改編・金融事業分社化も参照)。
社風としては、NTTグループらしい真面目さ・堅実さや大企業としての安心感がある一方、組織が大きいため、ベンチャー企業のように一人の判断ですぐに物事を変えられる環境ではありません。大規模なサービスを動かすからこそ、社内外の多くの関係者との調整・合意形成が重要になると考えられます。ただし、大企業だから若手に裁量がないと単純に考えるのも実態とは異なります。扱う顧客数・サービス規模が大きいため、若いうちから数百万人、数千万人規模に影響する仕事に関わる可能性があり、「自分一人ですべてを決めたい人」というより「巨大な組織やパートナー企業を巻き込みながら大きな仕事を動かしたい人」に向いていると言えるでしょう。
就活で気をつけたいのは、「通信インフラを支えたい」「昔からドコモを使っている」という理由だけでは志望動機として弱くなりやすいという点です。KDDI・ソフトバンク・楽天モバイルなどではなく、なぜドコモなのかを整理する必要があります。特に、顧客基盤の大きさ、NTTグループとの連携、法人領域、金融・決済などの非通信事業をどう捉えているかは、他の学生と差別化しやすいポイントです。
NTTドコモは、「安定しているから選ぶ会社」というより、「巨大な顧客基盤を使って次に何をつくるかが面白い会社」として捉える方が実態に近いといえます。「大手通信会社としての安定性」と「通信市場が成熟する中で新しい事業をつくる必要性」の両方を理解しておくと、この会社で働く意味がより具体的に見えてくるはずです。
こんな人に向いている
- 巨大な顧客基盤を活かして次の事業をつくることに面白さを感じる人
- 多くの関係者との調整・合意形成を厭わず、大きな組織やパートナー企業を巻き込んで仕事を動かしたい人
- 「便利なサービスをつくる」だけでなく、社会インフラとして通信を維持する責任の重さに向き合える人
覚悟しておきたいこと
- 組織が大きい分、一人の判断だけで物事を即座に変えられる環境ではなく、社内外の調整に時間がかかりやすい
- スマートフォン市場が成熟する中、既存の通信事業だけに頼らない新規事業創出が今後より重要になっていく
エンジニアだけじゃない。NTTドコモを支える幅広い職種
NTTドコモというと通信ネットワークのエンジニア職の印象が強いかもしれませんが、実際には法人営業、マーケティング、商品企画、コンテンツ企画(dポイント・d払い等のスマートライフ事業)、データサイエンス、AI・6Gの研究開発まで幅広い職種があります。選考では「ソリューション系」「営業系」など想定コースを選んで応募する形式が一般的とされ、入社後もそのコースを軸にしたキャリアが形成されていく傾向にあります。志望職種を考える際は、自分がどの事業領域・どのコースでドコモの「スマートライフ戦略」に貢献したいのかを具体的に描いておくことをおすすめします。
また、通信会社の仕事は華やかなサービス企画だけで成り立っているわけではありません。ネットワーク構築・運用、ショップ・販売代理店との連携、システム開発、セキュリティなど、地道に通信品質を支える仕事も数多くあります。通信障害が社会に与える影響は大きいため、「便利なサービスをつくる」ことだけでなく、当たり前に通信できる環境を維持する責任の重さも、NTTドコモで働く上で欠かせない視点です。
2026年7月の組織改編と金融事業分社化|志望動機に効く最新動向
NTTドコモは2026年7月1日付で大規模な組織改編を実施しました。「お客さま起点の事業運営」を掲げ、戦略・セールスデザイン・販売チャネルを一体でマネジメントする「コンシューマサービス本部」と、法人・地域連携事業を推進する「マーケティングソリューション本部」を新設。さらに同日付で、d払い・dカード・保険といった金融・決済サービスを、完全子会社として新設された「株式会社NTTドコモ・フィナンシャルグループ」に承継しています。
この動きは、通信事業の構造改革を加速させながら、金融・決済事業を独立した成長エンジンとして育てていくという経営判断の表れだと考えられます。就活情報サイトの多くはまだこの2026年7月の組織改編・金融事業分社化に触れておらず、この最新動向を踏まえて「自分はコンシューマ領域と金融領域のどちらに関心があるか」まで語れると、他の学生との差別化につながります。
組織改編・分社化の情報は2026年5〜7月の公式発表に基づきます。今後さらに体制が変わる可能性があるため、最新情報は必ず公式サイトで確認してください。
インターンシップの詳細(全5種類)
NTTドコモのインターンシップは、目的・内容の異なる複数のプログラムで構成されています。2026年度(28卒向け)の主な実施内容は以下の通りです。
| プログラム名 | 内容・日程の目安 | 募集人数の目安 |
|---|---|---|
| 現場受け入れ型インターン(夏季) | 本社・研究所等での実業務プロジェクト。2026年度は8/24〜9/4(土日除く2週間) | 最大約250名 |
| ビジネス創造インターン | イノベーションコース(全社新規事業、8月中旬)/事業別コース(各事業課題、9月) | イノベーション各ターム約50名、事業別各ターム約40名 |
| ファンマーケティングインターン | Jリーグ等と連携したコンテンツ企画。ブロック制で各5日間(8/31〜9/4、9/7〜11等) | 各ブロック約36名 |
| ハッカソンインターン | AI・アプリ開発の実践型。7月終盤〜8月開催。原則単願(他インターンとの併願不可) | 各ターム約36名 |
| バーチャルインターン(冬季) | オンライン課題完了型。選考なしで参加可能 | 人数上限の公表なし |
現場受け入れ型インターンの選考は「エントリー→ES(6月中旬締切)→SPI→オンライン面接(7月実施)」という流れで進みます。参加者には交通・宿泊補助に加え、参加賞としてdポイント3万円分が支給されるのも特徴です。倍率は公式発表がありませんが、就活コミュニティの推計では現場受け入れ型で約3〜4倍程度とされています。
日程・募集人数は年度により変動します。最新のエントリー締切・実施日程は必ず公式採用サイトで確認してください。
早期選考・インターン優遇の実態
NTTドコモは、インターン参加者向けの優遇ルートを公式に制度化しています。これは競合記事の多くが「口コミ・体験談ベース」としている中で、ドコモならではの特徴です。
- 現場受け入れ型インターン参加者は、ポスト確約型「WILLコース」へのエントリー資格を得られる
- 参加者は10月頃を目安に早期ジョブマッチング面談(早期選考)への案内を受けられ、評価によっては一次面接が免除されるケースも報告されている
- 選考なしで参加できる「バーチャルインターン」も、全STEPを期限内に完了するだけで早期選考の案内が届く仕組みになっている
- 参加学生へのアンケートでは、志望度が上がったとする回答が87.6%、選考優遇を実感したとする回答が84.7%に上るという調査結果もある
学歴・文理によるフィルターは公式には示されておらず、参加者の声としても「学歴フィルターはない」という報告が多く見られます。インターン・早期選考に不合格でも、同年3月の一般選考(オープンコース)に再チャレンジ可能です。
早期選考の時期・免除の有無は個人の評価によって差があり、確約された制度ではない部分も含まれます。最新情報は公式で確認してください。
本選考の詳細フロー|ES過去問と面接の深掘り質問
本選考は「エントリーシート提出→Webテスト(SPI+TAL)→グループディスカッション→面接(2回程度)」という流れが一般的です。志望度が高く評価された学生やインターン優秀者は、面接回数が1〜2回に短縮されるケースもあるとされています。採用人数は非公表ですが、過去の実績(18卒約300名、19卒推定360名)を踏まえると、拡大傾向にある可能性があります。
ESで問われた過去の設問例(年度別)
- 18卒:「学生時代にチャレンジしたエピソード」(成功・失敗問わず200字)「ドコモで叶えたい夢」(200字)
- 17卒:「“ドコモはまだまだつまらない”――あなたならどうオモシロくしますか」(300字)「『私の取扱説明書』『人生で最大の挑戦』など、指定テーマから自由表現」(400字以内)
- 年代を問わず、「チャレンジ経験」「志望動機」「長所短所」「学生時代頑張ったこと」が基本設問として繰り返し出題される傾向にある
面接で深掘りされる質問の傾向
- チャレンジ経験について、何を学びどう今後に活かすかまで深く聞かれる
- 志望動機については、ドコモが掲げる「挑戦心」「協創力」といったキーワードを自身の経験で具体的に語れるかが問われる
- 技術系職種では専門知識の確認に加え、グループワークで出した案の理由(なぜその結論に至ったか)を深掘りされる
ES設問・面接質問は過去の受験者体験談に基づく情報です。企業は毎年設問を変えるため、最新年度の内容は変わっている可能性があります。参考情報として捉えてください。
年収の実態
NTTドコモは上場廃止に伴い有価証券報告書を提出していないため、年収情報は同社の「サステナビリティレポート」ベースで開示されています。最新の平均年収は935万円(2024年度、平均年齢39.5歳)で、2023年度904万円、2022年度883万円から着実に上昇しています。これは日本のサラリーマン平均のおよそ2倍にあたり、通信キャリア大手3社の中でも最高水準です。
| 企業名 | 平均年収 |
|---|---|
| NTTドコモ | 935万円(2024年度) |
| KDDI | 約756万円 |
| ソフトバンク | 約689万円 |
2026年度入社の新卒採用は、NTTコミュニケーションズと合同の「ドコモグループ新卒採用プロジェクト」として実施されています。初任給は大学卒342,000円(住宅補助込)、修士卒354,000円、博士卒415,660円(専門職グレード4)で、賞与は年間給与の6ヶ月分に相当するとされます。新卒1〜2年目の一般グレード(G6)では年収400万〜450万円程度から始まり、修士卒で568万円、博士卒では700万円を超えるという情報もあります。
初任給・グレード別年収は年度・出典により差異がある場合があります。最新情報は募集要項等で確認してください。
福利厚生・働き方の実態
- 住宅手当は月42,000円(初任給に住宅補助として含まれる)。独身寮はなく、社宅借り上げ制度を利用する形
- 年間休日124日(週休2日+年末年始・祝日)、年次有給休暇は入社初年度10日、以降20日付与
- 育児休業取得率97.6%(2025年度実績)と極めて高水準。育児・介護休暇制度も整備
- 口コミベースでは月平均残業時間約25.7時間との報告があり、テレワーク・フリーアドレスなど柔軟な働き方も推進されている
- 女性管理職比率は2030年に20%以上を目標として掲げており、女性専用キャリア相談窓口やロールモデル紹介などの支援制度もある
社員の口コミでは「住宅補助は非常に手厚いが、社宅は抽選(通称“社宅ガチャ”)で当たり外れがある」という声も見られ、制度の手厚さと運用面での不確実性が同居している実態がうかがえます。
数値は公表年度・出典により異なる場合があります。最新情報は採用ページ等で確認してください。
採用大学の傾向
NTTドコモの採用大学に関するデータは、公式には公表されていません。就活メディア各社の記事でも明確な採用大学ランキングは確認できなかったため、ここでは「データなし」と正直に記載します。推測や過去の限定的な情報を根拠に断定することは避け、最新の傾向は企業説明会やOB・OG訪問等で確認することをおすすめします。
併願先としておすすめの企業
NTTドコモを志望する学生は、通信キャリア・ICT業界内での立ち位置の違いを理解した上で、以下の企業を併願先として比較検討することをおすすめします。
KDDI(au)
通信キャリア大手のもう1社。安定性と技術革新の両立を掲げており、事業規模・組織文化ともにドコモとの比較対象になりやすい直接競合。
ソフトバンク
ベンチャー的な社風と独自の報酬体系が特徴。大手3社の中では最も挑戦的なカルチャーを比較したい学生に向く。
楽天モバイル
通信業界の新興勢力。成長・挑戦志向の強い社風で、大手2社とは異なるスピード感のある環境を求める学生の比較対象になる。
NTTデータ
同じNTTグループながら、システムインテグレーション(法人向けIT開発)が主軸。通信キャリアよりソリューション寄りの仕事を志望する学生の併願先に最適。
NTTコミュニケーションズ
法人向けネットワーク・クラウドサービスが中心。2026年度はドコモと合同の新卒採用プロジェクトを実施しており、グループ内でのキャリアを比較する際に欠かせない併願先。
社員のリアルな声
ポジティブな声
- 「給与・福利厚生が手厚く、安定した事業基盤の中で働ける」という声
- 「フリーアドレス・リモートワークが浸透しており、労働環境の改善が進んでいる」という声
入社後ギャップとして語られる声
- 「企業規模が大きく、意思決定のスピードが遅いと感じる」「社内の階層・社内政治が複雑」という声
- 「配属先や社宅の居住地など、自分の希望通りにいかない“運”の要素がある」という声
- 「巨大組織ゆえにマニュアル的な風土があり、自分の仕事が社会に与える影響を実感しにくい」という声
よくある質問
Q. NTTドコモのインターンに参加すると選考で有利になりますか?
A. はい。ポスト確約型「WILLコース」へのエントリー資格や、10月頃の早期ジョブマッチング面談への案内など、優遇制度が公式に用意されています。参加者アンケートでも84.7%が選考優遇を実感したと回答しています。
Q. NTTドコモの早期選考ルートはありますか?
A. あります。インターン参加者は10月頃を目安に早期ジョブマッチング面談への案内を受けられ、評価によっては一次面接が免除されるケースも報告されています。バーチャルインターンを完了するだけでも案内が届く仕組みがあります。
Q. NTTドコモのインターン倍率はどれくらいですか?
A. 公式発表はありませんが、就活コミュニティの推計では、現場受け入れ型インターンで約3〜4倍程度とされています。
Q. NTTドコモの本選考フローはいつから始まりますか?
A. 「エントリーシート提出→Webテスト(SPI+TAL)→グループディスカッション→面接(2回程度)」が一般的な流れです。インターン優秀者は面接回数が短縮されるケースもあります。
Q. NTTドコモのES設問例を教えてください。
A. 過去には「学生時代にチャレンジしたエピソード」「ドコモで叶えたい夢」といった設問のほか、「“ドコモはまだまだつまらない”――あなたならどうオモシロくしますか」という当事者意識を問う設問が出題された実績があります。
Q. NTTドコモに学歴フィルターはありますか?
A. 公式には示されておらず、参加者の体験談でも「学歴フィルターはない」という声が多く見られます。ただし採用大学の詳細なデータは公表されていません。
Q. NTTドコモの平均年収はいくらですか?
A. 2024年度のサステナビリティレポートによれば平均年収は935万円です。NTTドコモは上場廃止に伴い有価証券報告書を提出していないため、この数値はサステナビリティレポートに基づく開示情報です。
Q. NTTドコモは他社と併願できますか?また働き方はホワイトですか?
A. NTTコムやNTTデータなどグループ内他社との併願も可能とされています。働き方については、育児休業取得率97.6%、年間休日124日など客観的な数値は高水準ですが、口コミでは月平均残業時間約25.7時間との報告もあります。
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